「レセプト債」資金流出先に投資情報フィスコ(JQ・3807)親会社シークエッジ 破綻したオプティファクターから約4億5千万円


■診療報酬請求権を基にした金融商品「レセプト債」の発行体、オプティファクターとその関係会社が破綻し、損をした投資家が債券を販売した証券会社を提訴するなどの事態に発展している。デフォルトの事実を隠すために関連会社で集めた資金を還流させたほか、創業者の児泉収らによる私的流用などが指摘されているが、今回、資金流出先にジャスダック上場フィスコの親会社であるシークエッジグループのオフショア法人が含まれていることが分かった。
■オプティファクターの破産申立書によると、2015年8月期時点で計上されている有価証券・出資金3,628百万のうち、451百万が「Sequedge ASA Capital Cayman Limited」に対するものとなっている。流出先の多くがオプティファクター関係会社であるところ、外部への流出先としては比較的大きな金額だ。同法人はオプティファクターに対して82百万の未払債権を有しており、複雑な債権債務の関係があったと思われる。
■シークエッジのトップは1972年生まれの白井一成という人物、父親が経営していた金融業「マルフク」を引き継ぎ、シティグループへの売却後、シークエッジをスタートさせた。ライブドアの堀江貴文とは同年代で、ライブドアの関連会社を経営するなど「ヒルズ族」の一員として知られている。
■フィスコがシークエッジ傘下となったのが2010年で、それまでの筆頭株主は粉飾決算で摘発されたインデックスだった。12年に子会社化したネクスグループ(ジャス:6634、フィスコが54.5%所有)もインデックス系。シークエッジは05年に当時札幌証券取引所上場していたアース(12年廃業)の筆頭株主となり、リストラを断行したが、06年にはインデックスに持ち株を売却している。落合正美はパナマ文書にも名前が出ており、シークエッジ周辺には“オフショア人脈”が絡み合っている。
■フィスコは連結子会社であるSJIの特設注意市場銘柄指定が継続しており、8月までに指定が解除されなければ、のれんの減損リスクが大きい。また、15年12月期中に事業に関連性の薄いイタリアのワイン会社を買収するなど、不透明な点が多い。
(文中敬称略)

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