【ミニ情報】ジャスダック上場イメージ情報開発、株価高騰狙い、奇怪なプレスリリース攻勢


■去る4月16日、ジャスダック上場イメージ情報開発(社長・代永衛)が同社ホームページにて、1枚のプレスリリース「『dora』事業譲受のお知らせ」を開示した。〈当社は、株式会社博報堂DYデジタルより、動画文化サイト『dora』事業を譲渡されました…今後は、エクストップテクノロジー株式会社と共同で『dora』の開発並びに運用を行い、株式会社博報堂DYデジタルは、『dora』の広告募集を中心として、今後も事業協力をします〉。
■これだけを見ると、イメージ情報があの広告大手・博報堂と提携的な関係を築いたように見える。翌17日の株価は年初来高値を付け、歓喜した株主も多かっただろう。ところが1か月後の5月18日、〈事実内容に誤記載〉があったとして訂正リリースが出された。一般的に、上場会社の開示内容に誤記等があった場合は訂正前と訂正後が分かるような表示方法がされるが、イメージ情報のそれはどこがどう変更されたのかよく分からない。当サイトなりに解説すると、『dora』を取得したのが〈当社グループ会社〉になり、博報堂から事業協力を得られる旨の一文はまるっきり削除されているのである。
■関係者によると、イメージ情報が最初のリリースを発表した後、博報堂から〈事業協力〉の一文を削除するよう「訂正要求」が出されていたとのことである。さらに厳密にいうと、実際に『dora』を取得したのはイメージ情報開発のグループ会社ではなく、子会社㈱アイデポルテの50%を保有するエクストップテクノロジーであり、連結外である。こうした基本的な事実関係の食い違いは、単なる不注意や誤謬ではなく、あえて実態にそぐわない開示を出すことによって株価を釣り上げようとする意思が感じられる。
■実は、このプレスリリースの文案が4月の開示の数日前、関係者に流出していた。高値を当て込んでインサイダー取引をした者がいる可能性がある。発行体のイメージ情報としては、2月27日に社長の代永に対して第1回新株予約権を発行しており、その行使価格は860円である。行使されなければ同社の苦しい資金繰りは改善しないわけで、株価高騰を狙う動機が存在している。
■ところで、肝心の『dora』を見ると、買収後の4月6日を最後に、2カ月以上更新が停まっていた。6月1日、ようやく『お刺身に満足するネコちゃんの動きに癒されると話題に!』と題する記事がアップされたが、更新頻度は明らかに低下している。
(文中敬称略)

2018年3月26日付レポート【ミニ情報】迷走するジャスダック上場イメージ情報開発、証券市場“不良業界人”が跋扈

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