【ミニ情報】投資情報フィスコ親会社シークエッジ、粉飾決算で上場廃止「インデックス」の裏側で”暴利行為”


■投資情報フィスコ(ジャスダック上場、狩野仁志)親会社のシークエッジインベストメント(代表・白井一成)の関連会社が昨年10月、循環取引などの粉飾決算で13年7月にジャスダック上場廃止となり、14年に破産した㈱インデックス・ホールデングスの創業社長・落合正美に8億8000万円にのぼる損害賠償請求訴訟を提起し、東京地裁で係争中だ。
■訴状等によると、シークエッジは06年7月、落合の紹介でGocco㈱に9億5000万円を出資。この会社は同年3月に設立されたばかりで資本金は5000万円弱、出資時の社長・宇井昭如はインデックスに在籍しており、落合の個人会社のひとつであった。そして落合は資金提供に際して、白井に次の2点を誓約する「確認書」を差し入れていた。
■1点目は、シークエッジが引き受けたGocco㈱の株式を1年以内に落合または落合が指定する者が買い取ること。2点目は、その買取価格は払込金額に {払込金額×(払込金額の振込日の翌日から買取日までの日数÷365)×50%} を加えた額と(※)すること。出資金が落合の管理下にあったことを考えると、企業売買を仮装した実質的な年利50%での貸し付けである。
■さらにシークエッジは07年9月、落合に対し年利15%、遅延損害金21.9%、貸付期間6日間という条件で11億円の融資を実行。シークエッジが有していたキャッシュポジションは一時、20億円を超えていたことになる。インデックスは04年末に上場したばかりだったが、落合にとってこの時期は離婚や「学研株事件」などで、何かと金が入用だったのかもしれない。11億円の借入は08年4月までに当時の日本振興銀行への借り換えなどで、約1億円の利子を上乗せして完済した。
■今回訴訟の原因となっているのはGocco㈱の買戻し代金である。落合は11億円を完済し終えた後の08年5月、シークエッジが作成した「株式買取に関する誓約書兼担保差入書」に指印している。ここでGocco㈱の株式買取代金を18億3657万円とし、履行できなかった場合は同額を賠償する旨、落合が誓約していた。
■落合はこの18億円超のうち、10年12月に約9億5372万円を債権譲渡などで充当したものの、その後のインデックスは一気に上場廃止への道に突き進み、残債の約8億8000万円は今日まで残ることとなった。落合は準備書面の中でシークエッジの行為を〈被告の窮状を利用して、著しく過当な利益の獲得を目的とする法律行為を行ったもので(略)暴利行為にあたる〉と非難、消費者契約法10条に反するとして争っている。
■フィスコは現在、インデックス関連会社だったネクスグループを傘下に入れているが、そのきっかけは12年3月にインデックスがネクスグループに対して持つ債権482百万円をフィスコ子会社が380百万円で譲受したことにある。当時の開示ではフィスコとインデックスの資本関係等はないとされていた。しかし、今回の訴訟の経緯を見ると、一連のシークエッジによる落合への「追い込み」の過程で、ネクスグループが受け渡されたと考えられる。
■シークエッジはライブドア粉飾決算事件、レセプト債事件などの経済事件に見え隠れする存在であったが、今回の落合による訴訟で、活動の一端が明らかになった。
(文中継承略)

※下線部を訂正しました。

2017年12月12日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(3) フィスコ、エイベックス、ナック

2016年6月13日付レポート:投資情報フィスコ、謎のワイン会社買収 原資は傘下ネクスグループの転換社債発行での調達資金か

2016年6月6日付レポート:「レセプト債」資金流出先に投資情報フィスコ(JQ・3807)親会社シークエッジ 破綻したオプティファクターから約4億5千万円

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