【ミニ情報】湘南美容外科グループ支配下のWaqoo、「痩身美容クリニック」への貸付が不良債権化


■2021年6月わずか1年後の昨年6月、湘南美容外科グループ(SBCM)代表・相川佳之の支配下に収まった化粧品販売のWaqooは、SBCMとの提携と同じタイミングで、Waqoo社長の井上裕基や幹部が関与する一般社団法人誠心会に2億円を貸し付けていた。ところが、8月14日の決算で、Waqooはこの2億円が回収困難であるとして、債権全額に貸倒引当金を計上したことが分かった。
■Waqooは誠心会への貸付について、有価証券報告書の関連当事者注記に必要な記載をする以外、まったく対外説明をしていなかったが、当サイトは同会が、湘南美容外科グループと競合する医療痩身を手掛ける「メディシアクリニック」を経営していたことを報じていた。また貸付が行われた同じ頃には、Waqooは新設子会社Waqooメディカルサポートにて、SBCMと広告関連の取引があったとして、2億円の売上、1.5億円の利益を計上していた。
■こうした事情を総合すると、Waqooによる誠心会への貸付は、SBCMとの提携に関連して行われ、SBCMが不良債権化の経緯に関与している可能性が高い。(文中敬称略)

2023年7月21日付:【ミニ情報】上場わずか1年で湘南美容外科グループの支配下となった化粧品販売のWaqoo、役員が「痩身クリニック」開業

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