■創建エース(東証スタンダード1757)
2023年10月2日付:当社子会社の主要取引先との取引停止に関するお知らせ
22年3月期、23年3月期の連結売上高の9割を占める相手先である邦徳建設と決裂。9月期時点で約8億円の工事未収金があることも明らかになった。先だって、今年6月に社長に就任した西山由之が自身のツイッターで、邦徳建設に自身の管理会社から5億円の「緊急貸付」を行い、赤字を回避したと投稿している。確かに、23年3月期の経常利益は3.1億円の黒字となっており、もし西山の「緊急貸付」がなければ、多額の貸倒引当金を計上して赤字決算となっていただろう。しかし、実質的な筆頭株主による資金注入で引当金計上を回避するという行為は、果たして適切なのか。そもそも資金繰りに窮していたと思われる邦徳建設への過年度の売上計上は認められるのか。なお前社長の岡本武之は、邦徳建設との取引で多額の売上高を計上していた時期に持株を売却している。
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■海帆(東証グロース3133)
2023年9月29日付:(開示事項の経過)資金貸付の返済期日再延長に関するお知らせ
再生可能エネルギー事業への進出に伴い昨年11月に行った太陽光関連「メタエネルギー」への3億円の貸付について、2度目となる返済の延期。当初は3月31日に返済だったがリスケし、9月末時点で1.73億円が未だ返済されていないという。また海帆は期中にも追加で2億円の貸付を行っており、こちらは9月29日付で「解消」したとのこと。当サイト既報の通り、メタエネルギーへの貸付は、担保となる日立市の発電所の転売に失敗しメタエネルギーが窮地に陥った中で行われたものであり、当初から、リスクの高い貸付であったと言える。
■ジェイホールディングス(東証スタンダード2721)
2023年10月2日付:連結子会社による訴訟の判決に関するお知らせ
ジェイホールディングスがSDGs事業に進出するとして20年11月に太陽光発電所関連の権利を1.7億円で取得したものの、1年後の21年10月に発電所の権利を譲渡し、譲渡代金のうち9000万円が未収となっていた事案。ジェイホールディングスは相手方のシンクコミュニケーションズに今年7月に訴訟を提起していたが、10月にジェイホールディングスの主張を「認容」する判決が出たという。おそらくシンクコミュニケーションズが反論しなかったと思われるが、勝訴したとはいえ、そのような相手方から未収金が回収できるのだろうか。
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2023年5月29日:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(27)中小企業ホールディングス、ウェルビー、オウケイウェイヴ