■米系PEファンド・ベインキャピタルが先月下旬からMBO(マネジメントバイアウト)のためのTOBを仕掛けている東証一部・広済堂(社長・土井常由)を巡り、本日、株式会社レノが広済堂株式の5.83%を取得したとする大量保有報告書が提出され、EDINETで開示された。レノはアクティビストとして知られる村上世彰の関連法人である。
■広済堂のMBOを巡っては、関係者の間で広済堂が開示している経緯に疑問の声が挙がっているほか、創業家で今年1月まで筆頭株主だった櫻井美江の姿勢が明らかにされていないなど、複雑な事情があると思われる。(つづく)
(文中敬称略)
2019年1月28日付レポート:米系PEファンド・ベインキャピタルが仕掛ける東証一部「広済堂」MBO、関係者が「単なる身売り」と指摘