【ミニ情報】株価下落する東証スタンダード「中小企業ホールディングス」、ウォーターサーバー「ナック」創業者に広がる含み損


■中小企業HDの株価推移
■中小企業HDの株価推移

■中小企業ホールディングス(社長・岡本武之、以下中小企業HD)の株価が下落している。昨年4月に経営権争いの末、旧経営陣を排除して社長就任したセノーテキャピタルの岡本らは、肝いりの『ダチョウ抗体スプレー』など様々な新規事業を持ち込んだものの、鳴かず飛ばずで、相変わらずの赤字体質を抜けられていない。株価は20年7月のピーク時に200円台まで上昇したものの、直近は20円台まで下がっている。そうした中、気がかりなのは、中小企業HDに多額の投資をしていたウォーターサーバーのナック創業者・西山由之の含み損だ。
■西山は、岡本らが臨時総会の招集請求など経営権取得に乗り出した2020年秋頃から、中小企業HD株を信用取引で買い集めはじめ、21年5月までに約2,234万株(発行済株式総数の8.95%)を総額約17億円で取得。1株あたりの平均単価は約76円となる。中小企業HDを巡っては20年6月頃、ZOZOTOWN前澤友作の弟が投資をしているという情報が出回り、株価が200円台まで高騰する局面があった。
■しかし、頼みの綱の前澤弟はついぞ姿を現すことなく、中小企業HDの株価は下がり続けた。直近の25円だと西山の含み損は11億円を超えることになる。その一方、経営権を取得した岡本は中小企業HD株を売り抜けている。岡本は、経営権取得後から断続的に中小企業HD株を市場売却し今年4月には持株比率が5%を割ったさらに中小企業HDは昨年12月に、仲間のUTT代表・水上信雄の関係先に、西山の平均取得価格を大幅に下回る48円での第三者割当増資を実施。西山の損失が解消する水準に株価が戻るのを難しくしている。
■西山は岡本らの勧誘で中小企業HD株に投資していた可能性が高い。経営権争い真っ只中の20年12月、セノーテキャピタルはホームページで、西山について「私どもの株主提案に賛同し、今後も株主として支援、協力していきたいとのご意向を頂きました」と掲載。経団連元理事で、紺綬褒章授与者という信用力の高い西山を錦の御旗にしたわけだが、結局のところ、西山ひとり置いてけぼりにされたのだろうか。(文中敬称略)

2021年2月1日付レポート:仕手株「クレアホールディングス」を高値掴みする東証1部ナック創業者、 ナック株を担保に信用取引か

【ミニ情報】株価下落する東証スタンダード「中小企業ホールディングス」、ウォーターサーバー「ナック」創業者に広がる含み損” への1件のフィードバック

  1. 岡本さんはひどい
    でも、私は見捨てない
    頑張ってね❗みんなで頑張りましょう
    良い会社にしましょう
    スクーター承認得たら
    みんなで売りましょう‼️

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