警視庁捜査二課と監視委がマザーズ上場ストリームの相場操縦容疑で強制調査 “鉄砲取引”で株価つり上げか


■本日、警視庁捜査2課や証券取引等監視委が、マザーズ上場ストリーム株を巡る相場操縦の容疑で、港区新橋の合同会社メタルバンク代表・松浦正親の事務所などに強制調査を行った。警察発表を受けたマスコミ報道によると、ストリームの株価が2014年5月頃120円台だったものが、同年9月下旬に約4倍の530円まで上昇したこの値動きについて、不正つり上げと売り抜けによる利益を得た疑いがあるという。
■今回の捜査には暴力団犯罪を捜査する組織犯罪対策総務課も加わっているとの情報もあり、単なる金商法違反事件の様相ではない。事情を知る関係者は「恐らく相場操縦の手法は、多数の人間に口座を開かせ、信用取引で買い注文を一気に出して相場を上昇させ本尊を売り抜けさせた後、決済せずに逃げてしまう“鉄砲取引”だろう。松浦正親は実行部隊の一人で、その他にはかつて井上工業架空増資事件に関わった人物などが捜査線上に挙がっている」と指摘する。
■なお、ストリーム社長の劉海涛はセキド、リミックスポイントの役員を務めている。ストリームとリミックスポイントと関係が深い㈱キング・テックについては、過去にSJIとの間で8億円が闇に消えるという不可解な事案があり、14年当時『東京アウトローズ』で報じた。15年12月にSJIはキング・テックへの貸付に関する社内調査報告書を提出している。
(文中敬称略)

2014年12月23日付「東京アウトローズ」:新興仕手筋「松浦大助グループ」が関与するキング・テックへ闇に消えた「8億円」、ジャスダック上場「SJI」の貸倒損失計上で判明

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