【続報】グリーンインフラレンディング、親会社「JCサービス」未公開株を買戻し 「自己株式取得罪」に抵触か


■当サイトがこの間、追及している融資型クラウドファンディング大手㈱グリーンインフラレンディング(港区赤坂、社長・中久保正己)に新たな疑惑。同社親会社・JCサービスは2013年頃から「上場」を謳って投資家に自社株を買わせていたのだが、上場への目途が立たないことに業を煮やした株主が中久保を追及。それに対し中久保が今年初め、グリーンインフラレンディングを通じてJCサービス未公開株を一部の株主から買い戻していたことが分かった。
■JCサービス株の買い戻しは取得価額で行われ、当サイトが把握している限りで5000万円の売買が実行されている。買戻し資金はグリーンインフラレンディングがクラウドファンディングで募集した資金が原資となっている可能性が高いが、過去に同社が募集したファンドを見ても、そのような資金使途のものは存在しない。
■会社法では原則として、配当可能額(=取引時の利益剰余金)を超えた価額の自己株式の取得を禁じている。JCサービスの17年11月期の利益剰余金は△29,723千円であり、自己株式売買が行われたのはこの数か月後。取引当時に利益剰余金がプラスに転じていたことは考えにくく、違法である可能性が高い。(続く)
(文中敬称略)

※参考「自己株式を取得する際の留意点」(BUSINESS LAWYERS)

2018年6月8日付レポート:【続報】グリーンインフラレンディング親会社「JCサービス」、太陽光発電所売買でトラブル 買主が「騙された」と告発

2018年5月21日付レポート:融資型クラウドファンディング大手「グリーンインフラレンディング」、償還資金を別ファンドで調達、自転車操業状態か

【続報】グリーンインフラレンディング、親会社「JCサービス」未公開株を買戻し 「自己株式取得罪」に抵触か” への9件のフィードバック

  1. 詳しい状況は解りませんが、投資家が買取請求権を行使したのであれば、仮に配当可能額を超過していても問題ないかと思います。

  2. 記事にあるようにグリーンインフラが資金使途を知っていてやっていたので
    役員は逮捕までいくかもね。

  3. 上記記事が本当なら社長や役員はかなり罪が重いです。グリーンインフラで資金を集めて目的外使用をしているという事ですから場合によっては出資法違反ですよ。投資家はしっかり見極めないと火傷します。

  4. ニュースに色々でたけど処分はされないようですね。やはりガセネタなのかなあ?でもちょっと違うような気がしますね。
    誰か教えてよ〜。

  5. 担保の土地の評価額はあっているのか聞いても返事がまったく来ません。
    あっていると一言メールで送るだけでいいのに。
    怖すぎる、投資したお金どうなるの?

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