【ミニ情報】ジャスダック上場ピクセルカンパニーズ、不正会計の疑いが浮上


■政府・与党が今国会で成立を目指しているいわゆる「カジノ法案」関連で注目を集めていた、ジャスダック上場ピクセルカンパニーズが9日、今期第2四半期及び第3四半期の決算について〈会計処理の誤謬がある可能性があることが判明〉したと開示した
■問題となっているのは、今期2Q期間中に当時の子会社ルクソニア㈱による約210百万円の売上計上。ピクセルカンパニーズは開示で〈前倒し計上〉という表現を使っているが、同日に行われた別の開示情報「当社に対する訴訟の提起に関するお知らせ」等によると、当該売上による債権は履行されなかったとのことであり、〈誤謬〉というより架空売上計上などの不正会計であった疑いが濃い。この取引によって、本来赤字であった今期2Q及び3Qの営業利益を黒字化した。
■この取引で生じた売上債権の譲渡先で、訴訟提起者の「㈲咲良コーポレーション」代表・花岡香は知る人ぞ知る人物だ。本店は愛媛県松山市に置くが、当サイトが知る限り都内で活動する“金融屋”で、曰くつき企業に高利の巨額融資を行っていた。
(文中敬称略)

2016年7月27日付レポート:ジャスダック上場ピクセルカンパニーズ(コード2743)、新株予約権の行方に注目

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