真偽不明「東証二部RVH買収計画」で投資勧誘 ジャスダック上場「夢テクノロジー」提携先企業


■「仮)中国に対するコンテンツ戦略」(LinkPro社)の一部
■「仮)中国に対するコンテンツ戦略」(LinkPro社)の一部

■ジャスダック上場「夢テクノロジー」提携企業などが今年1月中旬、東証二部上場RVH(6786)を買収するとして、一部の投資家に出資を募っていたことが分かった。当サイトは夢テクノロジーが昨年5月に資本業務提携をした㈱LinkProが作成した「仮)中国に対するコンテンツ戦略」と題する資料を入手。そこには、中国の「華人文化集団」がRVHに20%(約28億円と記載)出資し、シンガポールの「S&B」というファンドがRVHのワラントを取得、最終的にはLinkPro社長がRVH社長に就任する、という一連の計画が記されていた。(画像を参照)
■この資料は今年1月中頃、LinkPro社長・原口信克と、「MKコーポレーション合同会社」代表・冨田雅史の2人が投資家に対して示していたものの一部だ。原口と冨田は「将来的にRVH株式に転換される」としてLinkProへの出資を募っていた。冨田はモルガン・スタンレー証券などを経て独立。夢真HDが受け手となるファイナンスの案件(小僧寿し、アンジェスMG、メディビックグループ)で度々登場するファイナンシャルアドバイザーだ。
■「原口たちのオーダーは2億円。彼らの説明では、RVHがLinkProを12:20の比率の株式交換で買収するので、いずれ自由に売れる上場株に換わると。さらに2億円のうち1億円は、将来的にRVHを通じて私の事業に使えるようにするとのことだったので、事実なら損はない取引に思えました」(原口と冨田に勧誘された投資家)
■実際に原口らが提示した「株式買取契約書」の条項には〈平成29年4月末日までに丙の発行する普通株式(以下「本件株式」という)が株式会社RVHとの間の株式交換により株式会社RVHの株式に転換されなかった場合、甲が保有する本件株式の全株を買い取る事とする〉と規定されている。
■だがその一方、RVHは2月1日に美容クリニック大手「たかの友梨」を株式交換で買収することを発表。既にミュゼプラチナム、エターナル・ラビリンスなど経営危機に陥った脱毛サロンを次々と傘下に入れ、「美容系企業」へと変貌を遂げていた。
■ここにきて本当に、コンテンツビジネスへ参入するのか――前出の投資家は続ける。「RVHを実質的に支配している『SKOグループ』に人を介して確認したところ、LinkProの買収を含めて、全否定されました」
■なお、LinkProは最近まで債務超過寸前であった。信用調査会社の情報では4期連続赤字(累積損失280百万円)で、28年6月期時点の自己資本比率は10%を下回っている(純資産40百万円)。夢テクノロジーから5000万円の出資を受けて以降、6月に2500万円、8月に7500万円、10月に1500万円、12月に5000万円と、相次いで増資を実施しているようだ。これが本当に「RVH買収計画」に向けたものか、ただLinkProの経営危機打開を企図したものかは、いまのところ不透明である。
(文中敬称略)

2016年6月8日付レポート:東証二部RVH、増収増益の裏で旧ミュゼプラチナム混迷極める 金融機関などの負債80億円に対しRVH側「1億円」提示

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