【ミニ情報】「福岡7・6億金塊強奪事件」の被害者、ジャスダック上場「小僧寿し」の増資を引き受けていた


■昨年7月、福岡県博多区で7億6千万円相当の金塊が強奪された事件は、福岡県警が先月末までに犯行グループ10名を逮捕する大捕り物に発展した。日本の金密輸ビジネスの拠点として知られている福岡で起きたこの事件だが、金塊の所有者がかつてジャスダック上場小僧寿しのファイナンスを、夢真ホールディングス関係会社と共に引き受けていたことが関係者の取材で分かった。
■当サイトが入手した資料によれば、盗まれたインゴット160本(7億5856万円相当)の所有者は㈱アドバンスドキャピタルとなっている。同社は2013年5月10日に、当時木村育生が経営していた小僧寿しの第三者割当増資の引き受けていた。この増資はアドバンスドキャピタル以外に3社の引き受け手がおり、すべて夢真HDの関係会社。アドバンスドキャピタルのみが資本関係がないことになっているが、同社を引き受け手として紹介したのは夢真HDと関係の深いMKコーポレーションの冨田雅史と開示に記されている。この増資後、夢真HDの佐藤真吾らは小僧寿しへの関わりを深めていった。
■アドバンスドキャピタルは資本金1万円のSPCのようなもので、巨額の金塊を自己資金で取得したとは考えにくく、別の出資者がいる可能性が高い。
(文中敬称略)

2017年3月16日付レポート:真偽不明「東証二部RVH買収計画」で投資勧誘 ジャスダック上場「夢テクノロジー」提携先企業

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