【記事紹介】マザーズ上場ウェルビー監査役、テラ・矢﨑社長による医創会のファイナンスに関与 『FACTA』11月号


■今月20日発売の月刊誌『FACTA』(18日ウェブ配信)2018年11月号が『東大発ベンチャー「墜ちた偶像」テラ』と題し、この間、第三者委員会が設置され主要取引先・医創会との不適切な関係が暴かれたジャスダック上場テラ(社長・矢﨑雄一郎)の舞台裏を詳報している。注目は、矢﨑に医創会からの売掛金回収スキームを指導したのが、昨年10月に東証マザーズに新規上場した障害者就労支援サービスのウェルビー株式会社(千代田区、社長・太田誠)の監査役、筑紫武文である事実だ。
■筑紫の個人会社であるタレス・トランザクション・アドバイザリー・サービス㈱がテラの会計顧問を務めており、矢﨑の個人資産を利用して医創会へファイナンスを行うスキームを考案した。第三者委員会報告書のV社がタレス社、W氏が筑紫である。2017年1月、ベルウッド・エンタープライズ社を矢﨑に紹介したのも筑紫である。これを起点として、矢﨑は怪しげな金融筋の泥沼に嵌っていく。
■筑紫はテラの子会社だったバイオメディカ・ソリューション㈱の監査役も務めていた。ウェルビー社長・太田誠も04年にテラに入社し、上場時には副社長だった。ウェルビー取締役の浜地裕樹、常勤監査役の小松満義もテラ出身である。当然、彼らはテラと医創会との不適切な関係に気付いており、矢﨑と秘密を共有していたはずだろう。
(文中敬称略)

2018年9月18日付レポート:【続報】社長による不正発覚のジャスダック上場テラ 疑惑の取引先・医創会は「医療法違反」の疑い

2018年9月6日付レポート:【続報】第三者委員会設置のジャスダック上場テラ、疑惑の社長持株大量売却は「上場廃止回避」目的との重要証言

2018年8月8日付レポート:“ファイナンス中毒”に陥ったジャスダック上場バイオベンチャー・テラ、謎を呼ぶ社長の持株大量処分

 

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