ジャスダック上場ピクセルカンパニーズ「宮古島リゾート計画」驚愕の裏側 貸倒れた前渡金が社長と大株主に還流


■「宮古島リゾート計画」の資金チャート(当サイト調べ)
■「宮古島リゾート計画」の資金チャート(当サイト調べ)

■「カジノ関連株」として注目を集めたジャスダック上場ピクセルカンパニーズ(社長・吉田弘明)が今年5月、沖縄県・宮古島におけるリゾートホテル開発計画の用地取得資金として支出した455百万円に対して、全額に貸倒引当金を計上する特別損失を公表していた。455百万円の支払先から、〈合意に基づく義務の全部の履行を拒絶する意思を明確に表示され、取引継続に不確実性が生じた〉とのことで、これを読むと、筋の悪いビジネスパートナーに裏切られでもしたのかと思われた。
■だがこの宮古島リゾート計画には、驚くべき裏事情があった。ピクセルカンパニーズが宮古島リゾート計画を開示したのは20年6月だが、この時、既に多額の資金を支出していた。子会社ピクセルエステートを通じ、同年1月から5月にかけて、協業先のG社(イニシャル)に合計485百万円を前渡金として送金し、30百万円の返済を受けていた。そしてG社は、受け取った資金を、なんとピクセルカンパニーズ社長・吉田と、ピクセルカンパニーズ大株主の株式会社ユニテックスに送金していたのである。
■当サイトの取材によると、G社は合計485百万円の支払いを受けると、銀行振り込みにより、ユニテックスに190百万円、吉田に120百万円、ピクセルエステートに30百万円を送金。さらに、20年2月6日に150百万円、同年5月26日に5百万円を、現金で吉田に手渡したという。ピクセルエステートが宮古島リゾート計画の前渡金として支払った金額とほぼ同額が、吉田・ユニテックスに還流していたのだ。その結果、前述の通り、ピクセルカンパニーズには多額の不良債権が残った。
■なお、ユニテックスは昨年3月から5月にかけて、市場でピクセルカンパニーズ株式を取得し、保有割合を5.23%に引き上げている。終値ベースで計算した取得価額の合計は約90百万円である。同社は今年4月14日にも、市場外でピクセルカンパニーズ株式620,000株を1株171円で取得(合計106百万円)しており、昨年の取引と合わせて約190百万円をピクセルカンパニーズ株式に投じている。
■また、協業先G社と同一メンバーが経営する「東京エジソン」も、20年7月にピクセルカンパニーズ株式を市場外で取得し、5.89%を握る大株主となっている。この東京エジソン名義株は、ピクセルカンパニーズの増資を引き受けているTKコーポレーションに貸与されている。東京エジソンとユニテックスの市場外取得の相手方は不明だが、ピクセルカンパニーズはこれまで増資を繰り返しており、増資引受先関係者からの取得と思われる。水面下で複雑な取引がありそうだ。
■ピクセルカンパニーズでは今年11月2日にも、アラインジャパンという会社に対する250百万円の前渡金の貸倒れが明らかになっている。G社に対するものと同様に、前渡金が不適切に使われた可能性が否定できない。当サイトはピクセルカンパニーズに宮古島リゾート計画について取材したところ、本日、「ご質問の内容に関しましては、弊社の正当性を主張すべく、現在係争中の事案となっておりますため、回答を控えさせていただきます」と回答があった。(文中敬称略)

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