【ミニ情報】Nuts偽計事件で注目を浴びた「監査法人元和」、6月末に解散していた


■証券取引等監視委員会が手掛けたジャスダック上場Nuts偽計事件で、破産して上場廃止となったNutsの会計監査人を務めながら、経営陣からカジノ接待を受ける等の問題が明らかになった監査法人元和(代表・星山和彦)が、今年6月末に、総社員の同意により解散していたことが分かった。
■監査法人元和はNuts偽計事件の摘発に前後して社員の脱退が相次いでおり、今年2月頃には、公認会計士法で定める監査法人の要件である5人の社員数を割っている状態に陥っていた。元和を会計監査人としていたランドや日本通信などの上場会社は、元和のメンバーだった公認会計士の山野井俊明らが設立した「城南公認会計士共同事務所」に移っている。
(文中敬称略)

2021年2月26日付レポート:【ミニ情報】監査法人元和、社員脱退相次ぐ 監査法人の存続要件を満たさない状態に

2020年10月1日付レポート:東証1部ランド、太陽光発電所が「反対運動」で難航、系統連系の期限切れで売電価格大幅減 出資金の回収可能性に疑義

2020年9月17日付レポート:【続報】ジャスダック上場Nuts偽計事件、突如「倒産」の裏側 前社長が社外調査委員会「報告書」公表を阻止

2020年7月7日付レポート:【続報】ジャスダック上場Nuts偽計事件、「監査法人元和」に経営陣がカジノ接待、独立性に疑義か

2020年4月27日付レポート:【続報】証券取引等監視委が「偽計」容疑で強制調査のハコ企業Nuts、各方面に波紋

2019年10月23日付レポート:パチンコ版権事業から「医療ビジネス」に乗り出したジャスダックのハコ企業Nuts、“架空増資”紛いの資金還流

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です