■ユーグレナ(東証一部:2931)
2018年11月7日付:平成30年9月期決算短信[日本基準](連結)
2019年9月期の予想が売上高16,500百万円、営業利益△6,793百万円、経常利益△6,373百万円と赤字予想。横浜市鶴見区のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントが一括費用計上(6,373百万円)されるほか、健康食品事業の成長も鈍化、収益性の改善も僅かで、消極的な利益予想となっている。また、前回のレポートで指摘したASTM規格の認証取得見込みは来春頃となっており、予定より1年以上遅れが発生していることについては、なんら説明がないままだ。
- 2018年1月22日付レポート:【ミニ情報】東証一部ユーグレナ、バイオジェット燃料製造技術のASTM規格認証未だ取得できず
- 2016年12月26日付レポート:東証一部・ユーグレナ、健康食品事業の収益力低下 「バイオジェット燃料」製造設備の仕様変更に残る「謎」
- 2016年8月18日付レポート:アベノミクス象徴銘柄「ユーグレナ」、度重なる設備投資計画の延期 東京大学との「微細藻類の資源化」に関する共同研究は6月末で終了
- 2015年2月10日付:東京アウトローズ「【沖縄現地取材】 アベノミクス象徴銘柄「ユーグレナ」、ミドリムシ大量培養は本当に独自技術なのか、巨額設備投資計画の遅延判明、増資資金も不透明な債券投資に」
■DLE(東証一部:3686)
2018年10月30日付:平成30年6月期有価証券報告書の提出期限延長(再延長)及び平成31年6月期第1四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書提出のお知らせ
かねてから指摘されていた財務状況への懸念が現実化した。9月14日に外部からの指摘を受けて設置された第三者委員会だが、当初指摘された事項以外にも新たな疑義が発見されたとして調査が続行されることとなり、18年6月期決算提出が再延期されている。仮に上場維持となったとしても、信用失墜は免れない。
- 2017年5月16日付レポート:【ミニ情報】東証一部DLE、ついに巨額赤字・リストラを発表 懸案の「中国ビジネス」が頓挫
- 2016年11月11日付レポート:東証一部DLEが野村証券を引受先とするMSワラント発行を開示 資金調達に苦戦か
- 2016年9月8日付レポート:DLEの「東京ガールズコレクション」中国事業に潜在するリスク アンダーゼットグループが別の「TGC」ライセンスを保有
- 2016年8月16日付レポート:『現代ビジネス』が財務状況に指摘の東証一部DLE(3686)、「東京ガールズコレクション」への投資にも不透明感
2018年5月28日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(4) ユーグレナ、イグニス、ソルガムHD
2017年12月12日付OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(3) エイベックス、ナック
2017年2月21日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(2) DLE、郷鉄工所
2017年2月13日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向