■エアトリ（東証1部6191）
2020年11月13日付：2020年9月期 決算短信〔ＩＦＲＳ〕
過年度にDeNAトラベルなどの買収を繰り返した結果、計上されていたのれんの大部分を減損。今期3Qののれん計上額は5,480百万円だったが、期末は1,255百万円に減少。無形資産も3Qが2,379百万円から期末1,210百万円に減少しており、キャッシュフローに計上されている減損損失は6,896百万円に。コロナ禍の窮地に陥っていると思われ、8月にはMSCBとMSワラントを実施していた。
■and factory（東証1部7035）
2020年11月13日付：代表取締役の異動に関するお知らせ
創業者で代表取締役会長だった小原崇幹が代表権を降りた。同社は10月15日付で役員報酬の減額を公表しており、小原は月額報酬を84％の減額と、社長である青木倫修の30%の減額に比して大幅に報酬を減らしていた。同社の経営危機の理由は野放図な投資を敢行した不動産事業にあり、これを推し進めた責任を取ったと見える。
■CYBERDYNE（東証マザーズ7779）
2020年11月24日付：固定資産の取得に関するお知らせ
2014年に取得した神奈川県川崎市殿町の戦略特区の更地に、地上5階建ての建物を建設するという。サイバーダインは神奈川県や川崎市と連携し、この土地に146億円をかけて巨大な施設を建設するとしていたが、売主のUR都市機構との約定にあった5年の期限を過ぎても更地のまま放置していた。今回のリリースを見ると、総工費はわずか1,979百万円とのことで、自治体に提示していた青写真とは大きく見劣りする物件が建つのではないか。
- 2019年10月15日付レポート：【続報】マザーズ上場CYBERDYNE、川崎「ロボット施設」予定地が手付かず5年 野放図なハコモノ計画に「大和ハウス」の影
- 2019年1月21日付レポート：東証マザーズ上場ＣＹＢＥＲＤＹＮＥがひた隠す「巨大ロボット複合施設」の総工費はいくらか
2020年11月17日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（13）ひらまつ、Ｊトラスト、ＲＶＨ
2020年2月14日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（12）ブイキューブ、広済堂、五洋インテックス
2019年11月22日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（11） エボラブルアジア、ベルーナ、CYBERDYNE
2019年11月18日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（10）イグニス、テラ、イメージ情報開発
2019年11月14日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（９）Nuts、ユーグレナ、DLE
2019年8月19日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（８） ブイキューブ、イグニス、テラ
2019年5月27日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（７） ベルーナ、ナック、CYBERDYNE
2019年3月18日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（６）イメージ情報開発、テラ、広済堂
2018年11月7日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（５） ユーグレナ、ＤＬＥ
2018年5月28日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（４） ユーグレナ、イグニス、ソルガムHD
2017年12月12日付OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（３）エイベックス、ナック
2017年2月21日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向（２）ＤＬＥ、郷鉄工所
2017年2月13日付：OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向