■イグニス(マザーズ:3689)
2019年11月13日付:連結業績における特別損失、単体業績における貸倒引当金繰入額及び特別損失の計上並びに通期連結業績予想と実績値の差異に関するお知らせ
特別損失の計上で9月に下方修正した業績予想よりさらに赤字が拡大。資金繰りが危機的状況で、売上高20億円・営業利益5億円を稼いでしたゲームタイトルを5億円で譲渡し、さらに創業者の銭錕が株式を売却して売買代金を資金繰りに充てるなど、会社解体の一途をたどっている。今日の経営危機の一因が、かねてから指摘していた使途不明の貸付金にあることは言うまでもない。
- 2019年9月17日付レポート:【ミニ情報】マザーズ上場イグニス、またしても業績下方修正
- 2019年6月5日付レポート:【ミニ情報】マザーズ上場イグニスの巨額貸付先「薄毛治療クリニック」、債務超過拡大 回収は絶望的か
- 2019年2月18日付レポート:【ミニ情報】マザーズ上場イグニス、巨額貸付先の素性 「薄毛治療クリニック」に融資か
- 2018年11月12日付レポート:【ミニ情報】“秋元銘柄”として知られる東証マザーズ上場イグニス、使途不明「営業貸付金」に巨額引当
- 2018年2月20日付レポート:【ミニ情報】“秋元銘柄”として知られる東証マザーズ上場イグニス 本業低迷の中、使途不明「営業貸付金」が急増
■テラ(ジャスダック:2191)
2019年11月11日付:2019年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
昨年秋、上場前から続く主要取引先・医創会との医療法違反の疑いのある不適切な取引が当サイトや第三者委員会に暴かれ、ビジネスの根幹が揺らぎ、売上高が前年同期比から半減。ハコ企業案件を得意とするEvoFundを割当先としてファイナンスを実施し一時的に財務を安定させているが、証券取引等監視委から2億2千万円という巨額の課徴金を課されており、事業も赤字体質なので、ハコ企業化の一途である。
- 2019年5月17日付レポート:【ミニ情報】上場廃止のT&Cメディカルサイエンス社長「インサイダー売り抜け」疑惑、ジャスダック上場バイオベンチャー「テラ事件」との接点
- 2018年9月18日付レポート:【続報】社長による不正発覚のジャスダック上場テラ 疑惑の取引先・医創会は「医療法違反」の疑い
- 2018年9月6日付レポート:【続報】第三者委員会設置のジャスダック上場テラ、疑惑の社長持株大量売却は「上場廃止回避」目的との重要証言
- 2018年8月8日付レポート:“ファイナンス中毒”に陥ったジャスダック上場バイオベンチャー・テラ、謎を呼ぶ社長の持株大量処分
■イメージ情報開発(ジャスダック:3803)
2019年11月14日付:2020年3月期第2四半期連結累計期間予想値と実績値との差異に関するお知らせ
沖縄・辺野古基地建設等に向けた海砂利採取事業会社・北栄など、ブローカー案件に投じた貸付金の回収に失敗し、赤字予想をさらに下回る実績となった。今年6月の人事でブローカーに騙された創業者の代永衛は平の取締役に降格した。
- 2018年12月17日付レポート:【ミニ情報】ジャスダック上場イメージ情報開発、第三者委員会設置 海砂利採取事業「北栄」への貸付に疑義
- 2018年3月26日付レポート:【ミニ情報】迷走するジャスダック上場イメージ情報開発、証券市場“不良業界人”が跋扈
(文中敬称略)
2019年11月14日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(9)Nuts、ユーグレナ、DLE
2019年8月19日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(8) ブイキューブ、イグニス、テラ
2019年5月27日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(7) ベルーナ、ナック、CYBERDYNE
2019年3月18日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(6) イメージ情報開発、テラ、広済堂
2018年11月7日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(5) ユーグレナ、DLE
2018年5月28日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(4) ユーグレナ、イグニス、ソルガムHD
2017年12月12日付OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(3) エイベックス、ナック
2017年2月21日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(2) DLE、郷鉄工所
2017年2月13日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向