■Nuts(ジャスダック:7612)
2019年11月8日付:2020年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕
2018年3月期第4四半期から計上されている前渡金270百万円は固定化したままで、2019年第4四半期から計上されている短期貸付金が増加。一方、今期第1四半期から続く未払金やその他負債の増加は、下請けや仕入れ先への支払いの繰り延べによるものであり、増資を繰り返したにも関わらず今なお資金繰りは厳しい状況と思われる。
■ユーグレナ(東証一部:2931)
2019年11月8日付:特別損失の計上及び連結業績予想値と実績値との差異並びに 個別業績の前期実績値との差異に関するお知らせ
採算性のないバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの巨額償却費に加え、2018年9月期に買収したジーンクエスト等ののれん減損損失を一挙に計上し、97億円という空前の巨額赤字となった。当サイトが従前から指摘しているASTM規格取得も大幅に遅れており、上場当初から謳っている2020年までのバイオジェット燃料による航空機有償フライトが危ぶまれている。
- 2018年1月22日付レポート:【ミニ情報】東証一部ユーグレナ、バイオジェット燃料製造技術のASTM規格認証未だ取得できず
- 2016年12月26日付レポート:東証一部・ユーグレナ、健康食品事業の収益力低下 「バイオジェット燃料」製造設備の仕様変更に残る「謎」
- 2016年8月18日付レポート:アベノミクス象徴銘柄「ユーグレナ」、度重なる設備投資計画の延期 東京大学との「微細藻類の資源化」に関する共同研究は6月末で終了
- 2015年2月10日付:東京アウトローズ「【沖縄現地取材】 アベノミクス象徴銘柄「ユーグレナ」、ミドリムシ大量培養は本当に独自技術なのか、巨額設備投資計画の遅延判明、増資資金も不透明な債券投資に」
■DLE(東証一部:3686)
2019年11月7日付:2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
売上高が前年同期の1割程度に急減し、14年の上場からわずか5年ほどで「事業がない」というハコ企業にありがちな状況に陥った。
- 2017年5月16日付レポート:【ミニ情報】東証一部DLE、ついに巨額赤字・リストラを発表 懸案の「中国ビジネス」が頓挫
- 2016年11月11日付レポート:東証一部DLEが野村証券を引受先とするMSワラント発行を開示 資金調達に苦戦か
- 2016年9月8日付レポート:DLEの「東京ガールズコレクション」中国事業に潜在するリスク アンダーゼットグループが別の「TGC」ライセンスを保有
- 2016年8月16日付レポート:『現代ビジネス』が財務状況に指摘の東証一部DLE(3686)、「東京ガールズコレクション」への投資にも不透明感
(文中敬称略)
2019年8月19日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(8) ブイキューブ、イグニス、テラ
2019年5月27日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(7) ベルーナ、ナック、CYBERDYNE
2019年3月18日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(6) イメージ情報開発、テラ、広済堂
2018年11月7日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(5) ユーグレナ、DLE
2018年5月28日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(4) ユーグレナ、イグニス、ソルガムHD
2017年12月12日付OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(3) エイベックス、ナック
2017年2月21日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向(2) DLE、郷鉄工所
2017年2月13日付:OUTSIDERS注意喚起銘柄、最近の動向
Nutsの今第2四半期キャッシュフロー計算書で、営業キャッシュフローが黒字になっているのに疑問を覚えています。
①CF計算書によれば、営業キャッシュフローを押し上げた要因は、「その他流動負債の増加2.57億円」です。
しかし貸借対照表では、その他流動負債は前期末比1.38億円しか増えていません。この差異は?
②CF計算書によれば、「有形固定資産の取得 △1.25億円」と、第2四半期までに有形固定資産を1.25億円も取得したことになっています。
しかし有形固定資産は前期末比で減価償却分だけ減少しています。
取得した有形固定資産はどこに消えたのでしょう?